Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

Lisez 新編忠臣蔵 (しんぺんちゅうしんぐら) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 337 181 caractères · 676 écrans

Aozora Bunko

勅使、院使の三卿は、間もなく登城して見える。

五老中、揃って出て、

『不慮の椿事、出来いたし、勅使をお迎え申し奉る大礼に、何かの御不審もござりましょうが、平にお見のがしの程を』

恐縮して、謝意をのべた。

柳原前大納言は、うなずいて、

『何やら、お取り混みの由。殿中禁犯の者とは、何人でござりますな』

『内匠頭長矩と申す者』

『武家と武家の事、殿中での刃傷も、ままある事でおざろうな』

『ない事ではございませぬが、大紋を着用する式日に於て、かかる刃傷沙汰は、鎌倉将軍以来、殿中はおろか、城外にても、まったく破例の事にござります』

『して、処罰は、何う召されるか』

『刃の鯉口を切っても、家名断絶の掟にはござりますが、まだ、内匠頭の儀は、いかが相成りますやら』

秋元但馬守を初め五老中のうちには、勅使か院使か、三卿のうちの一名が、何か一言でも救いのことばを洩らしてくれたならば、内匠頭の罪を軽くすることが出来るが――と心で祈っていたが、高野中納言も、清閑寺大納言も、

『さてさて、武家法度は、きびしいものでござるのう』

と、好奇な眼をして、聞いているだけであった。

勅答延期の事は、