Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans

Aozora Bunko

紅総の鏑矢

「心得申した」――と返辞えながら、土器や三方を手に取ると、焚き連らねられた篝火を目掛けパッパッパッと投げつけた。十二の篝火一時に消えると、窓から微光は射し込んではいるが、室内はほとんど暗々たる闇の世界と一変した。

「さて、これからが愚老の領分じゃ」老師は悠々沈着きながら法衣の下に隠していた例の幻灯の機械を引き出し、シューッと光を迸しらせた。壁間に浮かび出た巨人の姿! 忽然湧き起こる悽愴たる笛声。老師がコロネを吹きだしたのである。

紅総の鏑矢

恐怖に襲われた人の叫びが敵方の群から湧き起こり廊下の方へ逃げ出す音がバタバタとして聞こえて来たがそれを制する鬼王丸の声が室の片隅から響いて来た。

「南蛮の妖術に眼を眩まされ逃げ出すとは何事じゃ! 坊主一人に若衆一人、何も恐れることはない! 光の出場所が敵の居場所じゃ! そこを目掛けて切ってかかれ!」

これに励まされて逃げ足も止まり、四天王を先頭にして数百人の城兵ども得物をかざして逼まって来た。

「老師、老師」と東条数馬は、姫とオースチン師を背後にかばい、己正面に立ち向かいながら、こう忙わしく呼びかけた。

「早く機械をお仕舞いください。