Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans
岩石ヶ城へ
「なに、百地三太夫先生? ははあさようでござりましたか」
御嶽冠者やオースチン老師は顔を見合わせて驚いた。当時日本の大兵法家と云えば百地三太夫を挙げなければならない。その高名な人物に偶然邂逅したのであるから驚きもし喜びもした。
「これはこれは百地殿か、よい所でお目にかかりこんな喜ばしいことはない。愚僧は詰まらない西班牙僧レオ・オースチンと申すもの、爾今お心安く願います」
「私めは東条数馬、若年者にござりまするがなにとぞお引き廻わしくださいますよう。ええ、ところで才蔵殿とやら、いつぞやの冬の恵那付近にて私打ち身にて困窮の際厚いご介抱を受けました筈、謹んでお礼申し上げます」
「ああそうそうそんなことがあったね。ナーニ武士は相身互いでさあね」才蔵はすっかりいい気持ちだ。
そこで冠者はまた云った。
「百地先生いかがでござりましょう。オースチンご老師もおいでの事でござれば、私、居城岩石ヶ城へお出でくださることなりますまいか? 兵法のお話など承わりたく存じおります次第にござります」
その尾に従いてオースチン老師、
「さようさようそれがよろしい。百地殿是非ともおいでなされ。