Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans

Aozora Bunko

三太夫はこんな冗談を云う。

「いやいやもっと長い髪の毛のな」オースチン老師も笑いながら云う。

「ははあそれでは鬼王丸かな?」

「これは不思議。どうしてご存知?」

「鬼王丸なら灰になりました」

「え!」と云って四人の者は三太夫の顔を見守った。

「さよう、灰になりましたよ。そこに積もっているわずかな灰、それが彼の形見でござる」

四人の者はつかつかと進んで灰の周囲を取り囲んだ。

「彼もとうとう灰になったか」御嶽冠者が嘆息した。

「積悪の酬い、因果応報」こう云ったのは老師である。

「草木成仏、南無阿弥陀仏」東条数馬は合掌した。

岩石ヶ城へ

御嶽冠者は威儀を整え、三太夫に向かって一礼したが、

「お見受けすればここら辺りのご住民とも見えぬご風貌、いかなるお方にござりましょうや。かく申す私は御嶽冠者と申す者。ここにおられるはオースチン老師、また数馬殿、筑紫権六」

「ほほう、そんならあなた方はいずれもご高名の人物じゃ。名も噂もとくより承知。……おおこの老人でござるかな、私は百地三太夫というもの、ここにおるは弟子の才蔵、なにとぞお見知りくださるよう」

気さくではあるが叮嚀に百地三太夫は礼を返した。