Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans

Aozora Bunko

奇々怪々の伝授

……著者は誰だか解らない。ただし支那の太古人らしく、神農時代の人物らしい。尭舜禹湯の時代を過ぎ、周代を経て春秋の世となり、老子孔子孟子の徒も、この書の恩恵を蒙ったらしい。しかし、それらの誰よりもこの書の恩恵を蒙ったのは、他ならぬ大盗盗跖だ。そのため彼は支那四百余州、第一等の大盗賊となり、一生栄華にくらすことが出来た。……その後この書は我が朝に渡り、神代を経て奈良朝となり、蘇我入鹿が手に入れたため、大不敬罪をさえ犯そうとした。これこの書を悪用したもっとも憎むべき一人であるが、その後弓削道鏡が再び手に入れて悪逆を企て、後失脚して下野に流され、爾来しばらく行方を失い、あたら珍書も風塵にうずもれ姿を没するかと思われたおりから、忽然一代の聖雄がこの書をひっさげて世に現われた。他ならぬ楠正成公だ。泣き男の詭計を用いたのも、糞尿の計を用いたのも、わずか百五十人の寡兵をもって金剛山に立てこもり、北条二十万の大軍を堂々として破ったのも、この書がお手にあったればこそだ。こうして建武の中興成り、世も太平に向かおうとした。しかるに忽ち足利尊氏、反骨を抱いて虎視眈々、とうとう機を見て反き去り、ふたたび乱世戦国となったが、尊氏の最も恐れたのは、この書倶係震卦教だ。