Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans

Aozora Bunko

いやいや人間ばかりでなく、あらゆる生物にはこの慾望が、競争の形となって現われていた。雌雄競争であり生存競争である。

少しく例を挙げてみれば、羅馬人達が親しみを感じたアヴェンチン山河の「親愛の神」も、アリアン民族が尊敬したリンガ神の神体も、印度の人々がいつき祀っていたシャクテイ教の神体たる、ヨニーと称する物の形も、大黒天も聖天もそれなのである。

古代文明の第一位を占める、希臘においてさえこの信仰は、万人の胸に行き渡っていた。アポロは男性のそれであり、ヴィナスは女性のそれなのであった。バッカス祭の当日には、半裸体の男女が踊り狂いながら、畸形な御輿を担ぎ廻わったが、その畸形な御輿こそ、男のそれに他ならないのである。喇嘛教で祀る天地仏などは、その最も甚しいものであった。

花園、動物園、図書館

「麗人族」と云うだけあって、彼らは非常に美しかった。皮膚の色は純白で、いささかの黄味をさえ雑えていない。しかし髪は漆黒で、その点ではあくまでも日本人であった。瞳の色も黒かった。肉附きよく、身長高く、総体に風采は堂々たるもので、麗人の名に背かなかった。着ている衣裳は大時代で、日本の神代の衣裳であった。