Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(三)酒屋火事
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(三)酒屋火事 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 146 725 caractères · 298 écrans
――きっと近いうちに四軒目へ放けるに違いない」
「ヘエ物騒だね。親分」
「それとも、大黒屋と小熊屋の放火の話を聴いて、他の奴が真似をする積りで三村屋へ放けたのなら、これは話が別だ。――俺はやはり後の方だろうと思うよ」
「ヘエ――」
「手前は大黒屋と小熊屋の方へ行ってみるがいい。俺は三村屋へ筋を引く奴を、根こそぎ洗い出してみる」
平次はそう言いながら、ヒョイと板囲いの外を見ました。
「おや?」
と、ガラッ八。
「シッ。――立ち聴きしている奴があるんだ。賢いようでも、影法師が板囲いの隙間をチラチラ隠すことには気がつかなかったろう」
「誰でしょう。親分」
「恐ろしい相手だ。何をするか判らない野郎だ。気を付けろ、八」
二人は馴れた調子で、半分は眼配せですませながら、こう囁きました。
平次とガラッ八はその夜のうちに、徹底的な調べにかかりました。
第一に伊助と文治と周助が、八日と十三日と十八日の夜、どこで宵のうちから夜半までの時間を過したか、それを調べあげてみましたが、三人とも、縁日とか、風呂とかお通夜とか、それぞれ出かけているくせに、三人とも、器用すぎるほど器用な不在証明を持っております。