Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(四)城の絵図面

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(四)城の絵図面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 139 179 caractères · 280 écrans

Aozora Bunko

二

と平次。

「昨夜殺されましたよ」

手代はぞっと身を顫わせます。

「昨夜殺されたと、何だって今頃あわてて飛んで来るんだ。あの辺は第一、小網町の仙太の縄張じゃないか」

ガラッ八は少しむくれて見せました。

「そう言うな、八、――ね番頭さん、お前さんが下手人の、疑いを受けたんだろう」

「えッ、どうしてそれを、親分さん」

「昨夜の殺しを、今頃あわてて俺のところへ言って来るのは、よくよく困ったことがあるからだろう」

平次は落着いた調子で図星を指します。

「小網町の親分が、――一人も外へ出ちゃならねえ、世間の口にのぼる前に、下手人を捜し出すから――って」

「仙太兄哥のやりそうなことだ、――ところでどんな事になっているんだ、詳しく話してみるがいい、次第によっちゃ、――お前さんが本当の無実なら力になって上げないものでもない」

「有難う存じます、――私は相模屋の手代の与母吉と申しますが、災難はどこに転がっているかわかりません。こういうわけで――」

手代の与母吉は漸く落着いて話し始めました。

二

安針町の相模屋の若旦那勘次郎は、正月二日の晩、離屋のようになっている別棟の二階六畳の部屋で、小型の出刃庖丁に喉笛を刺され、冷たくなっているのを、嫁のお清が見付け、大変な騒ぎになりましたが、小網町の仙太が駆けつけ、内々検屍だけを済ませて、厳重に口止め