Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ろうごくのはなよめ

牢獄の花嫁

吉川 英治

Lisez 牢獄の花嫁 (ろうごくのはなよめ) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 213 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

悪智の尺度

話が、思わぬほうに外れているまに、どんと、船の舳が、何かにぶつかった。

中洲の女橋である。――舟は、大きな橋杭を摺って、橋の腹を上に見た。

悪智の尺度

「あ、いけねえ。その女を、むき出しにして置いちゃ、陸からも、橋の上からも、人目について、怪しまれる」

舟辰は、気がついて、帆を下ろした。

ほかの三名は、あわてて、玉枝のからだを俯向けに倒して、その手足を、板子へ縛りつけた。そして、上から、帆をかぶせてしまった。

間もなく、舟は、数寄屋河岸へついた。病人の客でも連れ戻ったように装って、すぐに、耀蔵だけを、店へ、かつぎ上げた。

「おう、帰って来たか」

土間のもの音を聞くと、待ちかねていたように、二階の梯子口から、老先生の白い髯がのぞきおろした。

「あ、鶉坂の」

「シッ」

と、老先生は手を振って、

「首尾は」

「ただ今参ります」

一同で、耀蔵を、そっと、二階へたすけ上げて、隅へ寝せつけたうえで、

「老先生、ごらんのとおりでございます。四、五日、静かに、養生をしていたら癒りましょうから、ご安心なさいまし」

「大儀、大儀」

老先生は、ななめならず欣んで、

「して、悪人どもは」