Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans
うと心掛けたところ、お六のためにあべこべに、刺し殺されてしまったのであった。
そうしてお六はどさくさまぎれに、逃げ去ってしまったということである。
――こういう話をはなしながら、百地三太夫と鳰鳥とが、御嶽山中を頂きの方へ、敢えて尺地術を使おうとはせず、四辺の風景を眺めながら、悠々と上って行ったのは、その翌々日のことであった。
その御嶽山の頂きの、御嶽冠者の砦には、岩石ヶ城から帰陣した、御嶽冠者がオースチン老師や、神保市之丞や東条数馬や、芳江姫や石川五右衛門や、また筑紫権六や、岩石ヶ城の兵どもや、裸体武兵衛や霧隠才蔵や――それらの人々と籠っていて、鳰鳥の来るのを待っているのであった。
晩秋の山中の美しさ! わけても御嶽山には薬草多く、その薬草が花を咲かせ、虹のような美しさを見せていた。
紫は南葵の花であり、紅きは唐桃の花であり、黄なるはオランダ美女草の花で、それらの薬草の花の敷物を、抽んでて空に聳えている木々の葉は紅葉し黄葉して、エメラルド色の空を飾り、崖には滝が白布をかけ、谷には谷川が銀線を延べ、それを昼の日が照らしていた。
そういう山中を歩きながら鳰鳥の考えたことといえば、