후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 241,861자 · 480화면
耳こけ猿(発端篇)
源三郎、ギリッと歯をかんだ。
作者記 これまでのところを、先へすすむ前に、ちょっとここで整理いたします。本来ならば、お蓮様の寮で柳生源三郎が剣豪峰丹波一党にとりかこまれ、くら闇の中に命と頼む白刃を濡れ真綿でからめられた「源三郎の危機」から稿をつづけるべきですが、更始一新の気持でここへこの「発端篇」をさし加えます。
耳こけ猿(発端篇)
「触るまいぞえ手を出しゃ痛い、伊賀の暴れン坊と栗のいが」
五本骨の扇、三百の侯伯をガッシとおさえ、三つ葉葵の金紋六十余州に輝いた、八代吉宗といえば徳川もさかりの絶頂です。
そのころ、いま言ったような唄が流行った。
唄の主――。
伊賀の暴れん坊こと、柳生源三郎は、江戸から百十三里、剣術大名柳生対馬守の弟で、こいつがたいへんに腕のたつ怖ない若侍。
美男で非常な女たらしだ。ちょいと不良めいたところのある人物だったんです。
江戸へ婿入りすることになりまして、柳生家重代のこけ猿の茶壺、朝鮮渡来の耳こけ猿という、これは、相阿弥、芸阿弥の編した蔵帳にのっている、たいそう結構な天下の名器だ。それを婿引出に守って、伊賀の源三郎、同勢をそろえて品川までやってきた。