후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
「あっ、階段が!」とお仙が云った。
「さよう」と仁右衛門すぐ応じた。「奇嬌を愛する道人様、こういう所に住まわれるかも知れない。拙者ははいって探索致す。どうなされるな、そなたには?」
「はい、それでは妾も」
「参られるか、では一緒に」
中へ入り込んだ仁右衛門とお仙、階段は広く並んで歩ける。次第次第に下りて行く。と足もとから菫色の、燈火の光がボッと射した。女の叫ぶ声がする。男の呻くような声がする。
「誰か確かに人がいる。それも男と女らしい。……事件が起こっているらしい」
「何んだか恐ろしくなりました。引っ返そうではございませんか」気丈でもお仙女である、小気味が悪くなったらしい。
「さようさ」
と、仁右衛門も躊躇した。
で二人佇んだ。
女の叫び声、男の呻き声、いよいよハッキリ聞こえて来る。つれて淫らな音楽の音色! と、ドンドンと戸でも蹴るような、烈しい音が聞こえて来た。カチカチカチカチと錠を開けるような音! それを通してギギーという、大盤石でも動かすような音!
何か恐ろしい罪悪が、地下室で行われているらしい。
「行こう!」と仁右衛門階段を下った。
「では妾も」と組紐のお仙。