후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
最後の階段から何を見たか?
と呼ぶ声が背後でした。振り返ってみると男の姿、萩原仁右衛門が立っていた。
「おや先刻のお客様で」
「おおこれは蝮酒屋の……」
仁右衛門意外に感じたらしい。
「若いお女中が一人身で、こんな寂しい森の中へ、何と思って参られたな?」
「はい」と云ったが組紐のお仙、相手が真面目らしい人だったので、「尋ねる方がございまして、それで参ったのでございます」
「ああさようで、それはそれは、実は私も尋ね人があって、それで参ったのでございますがな、うかと提灯を持って来ず、閉口をしておるところ、ご迷惑でなくばその提灯、ちょっと貸してはくださるまいか」
「いと易い事でございます。さあさあお使いなさいまし。……あのそうしてお尋ねなさる方は?」
「薬草道人と申してな、御岳から参った医聖でござる」「まあ、そうでございましたか。それでは妾と同じこと、妾も薬草道人様を、さがしているのでございます」
最後の階段から何を見たか?
蝮酒屋の給仕女が、薬草道人を探していると聞き、萩原仁右衛門案外に思った。
「それはそれは似たような話で。どういうご用でお探しかな?」
「はい」と云ったが組紐のお仙、まさか恋人を探すツテに、薬草道人を探すのだとは、心が咎めて云えなかった。