후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
救いに来たのは意外な人物
救いに来たのは意外な人物
忍びやかに庭を歩く人の足音、普通の人には聞こえないが、そこはお絹忍び衆である。早くも牢内から聞き咎めた。
「山影様」と小さい声だ。「人が近寄って参ります」
「さようかな」と云ったものの、山影宗三郎には聞こえない。「警護の者どもでございましょう」
「いえ」とお絹、やはり小声で、「そんな者ではございません。もし警護の連中なら、忍び歩く必要はございません。太郎丸の館の者ではなく他の方面から忍び込んだ、それも武芸者でございます」
「もしやそれでは救いの手でも?」宗三郎真剣になり、じっと耳を澄ました時、庭にあたって
「誰だ!」という声! と同時に、「アッ」という悲鳴がした。ドッタリ人が仆れたらしい。ほんの瞬間のことであった。広い館、広い庭、まさしく刃傷があったらしいが、感付いたものがないとみえ、ただその後はシーンと静か!
「ね」とお絹囁いた。「誰だと咎めたのが警護の者で、アッと叫んだのも警護の者、忍び込んで来た足音の主に、切り殺されたのでございますよ」
「これはいかにも」と宗三郎、「ではいよいよ忍び込んだものは、我々を助けの手でござろう」
「そうありたいものでございます。