일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면

아오조라 문고

依然として姿は解らない。しかし濛々たる白気の中に、鷺組のお絹佇んで、お紋の行動を見ているらしい。

さすがのお紋も身動きさえ出来ず、怒りに顫えて立っていた。

とまたお絹の声がした。

「さあさあお霜さんお葉さん、そこに仆れている山影さんを、連れて行って介抱しておくれ、くっ付いているモチのようなもの、逆に撫でればすぐに取れる。ナーニ妾にゃア解っている。『卵膠』と云って子供瞞し、卵と膠で製したものさ、上から撫でるから取れないのさ。捕り物道具のその中では、秘伝にも行かないつまらない物だよ」

間もなく宗三郎の声がした、「忝けのうござる、もはや大丈夫!」

つづいて仁右衛門の声がした。

「いや有難い、息が出来る」

つづいて聞こえる浜路の声、「有難うございました。正気づきました」

鷺組の連中に介抱され、三人ながら立ち上がったらしい。

依然濛気は立ちこめている。その中で打ち合う音がする。少し離れた方角では、伊集院の一隊とお仙の一隊、いまだに揉み合っているらしい。

見物に来る者、逃げて行く者、雨戸を開ける音、閉じる音、七ツ寺界隈騒然と、戦場のようなありさまである。

一方こんなに騒がしいのに、堀川に添った日置あたり、材木置き場に自然と出来た例の木小屋の静かさと来たら、むしろ神々しいほどである。