후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
「そのようなところがあろうはずがない」
「畢竟、この甲府の牢屋の中にいるのだから我々には会えん、また先方も出て来られんのだ」
「甲府の牢屋の中に、まだ少年でそしてそれほどの剣道の達者がいると? いったいそれは何という者で、何の罪で牢獄に繋がれたのじゃ」
「それは宇津木兵馬といって、御金蔵破りの嫌疑があって、牢から出られない。聞くところによれば、江戸で島田虎之助という先生の門人で直心陰を学び、それから宝蔵院の槍の極意に達し、突にかけては甲府城の内外はおろか、お膝元へ出ても前に立つ者は少なかろうとのこと」
「それほどの人が、御金蔵破り? そりゃ冤罪であろう、我々の力でどうかしてその冤罪を晴らしてやる工夫はないものかな」
彼等は靄の中を歩いているのだか、立ち止まっているのだか、わからないほどであります。
徽典館の少年たちの一組は、こんなことを話し合いながら靄の中を歩いて行きました。
闇がいよいよ黒くなるところへ、靄がいよいよ濃くなってゆくのでありました。靄というけれども、やはり霧といった方がよいかも知れません。或いは雲という方が当っているかも知れません。天地が墨の中へ胡粉を交ぜて塗りつぶしてゆかれるようです。