후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
十四
「お君様」
「はい」
「あなた様のお家のお方は、薄化粧をしておいでになりました」
「ごらんになりまして?」
「確かに……」
「その通りでありまする」
お君とお松とは頷き合いました。その時にお松の心が遽かに勇みをなしました。
十四
古式に装うた花やかな十六騎が、南の隅に来てハタと歩みを止めた時に、馬場本に設けられた記録所から、赤の直垂をつけて太刀を佩き、立烏帽子に沓を穿いた侍が一人、徐々と歩んで出て来ました。十六人は、その侍を迎えて進んで、近いところへ来て跪きました。立烏帽子の侍もまた膝を折って、
「早や流鏑馬を始め候え」
というと、十六人が同時に、
「承りて候」
と言って一斉にその場をさがって、おのおの引かせた馬に跨ります。
その時に、四十八人の的持はてわけをして北の方の的場へ颯と退きました。そこへ的を立てて、その下に衣紋を繕うて坐ると、弓持は北の方の隅の幕へ弓を立てかけました。
射手は順によって馬を進ませ、八幡社の方に一礼する。再び元へ戻って轡を並べる。西の方で白扇を飜して合図があると、東の方で紅の扇をかざしてこれに応える。用意がすでに整うと、第一番の射手が馬を乗り出しました。