일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면

아오조라 문고

五

「これではない、あちらのを出せ」

床の間の刀架に縦に飾ってある梨子地の鞘の長い刀を指しました。

「うむ、それだ」

梨子地の鞘の長い刀を大事に取下ろして主人へ捧げると、主膳はそれを受取って、

「これが伯耆の安綱だ」

言わでものことを女中に向ってまで口走るのは、酒がようやく廻ったからであります。

伯耆の安綱――してみればこの刀はこれ、有野村の藤原家の伝来の宝、それを幸内の手から捲き上げて、今はこうして拵えをかえて、自家の秘蔵にしてしまったものと見るよりほかはないのであります。

五

神尾主膳は酒の勢いで、この雪の中を躑躅ヶ崎の古屋敷まで歩いて行きました。

そこへ辿りついて見ると、さいぜん言いつけておいた通りに、二階の一間が綺麗に掃除されて、そこでまた一盞を傾けるように準備が整うていました。三ツ組の朱塗の盃が物々しく飾られてありました。

この躑躅ヶ崎の古屋敷というのは、武田の時分には甲坂弾正と穴山梅雪との屋敷址であったということです。昔は鶴ヶ崎と言い、今は躑躅ヶ崎という山の尾根が左手の方にズッと突き出ています。それと向って家は東南に向いていました。この家はなかなか大きなもので、ずっと前に勤番の支配であった旗本がこしらえて、その後は長く空家同様になっていたのを神尾主膳が、何かの縁で無償のように自分のものにしたのです。