후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
その紙撚がここに梯子となって利用されているものとしか見えません。
片手と片足とをその縄梯子にかけた時、
「捕った!」
もうその前後から蝗のように捕方が飛びつきました。
この時、どこから来たか一隊の人が闇と靄との中から打って出でました。
彼等は物をも言わず牢屋同心や牢番や小使や非人の中へ打ってかかりました。手には丸太や板片を持っているものもあれば、同心や牢番を叩き伏せてその得物を奪うて働くのもあります。
言うまでもなくこれは第二番室の破牢の一組で、先に立って指揮するのは武士体の屈強な壮者でありました。
「弥兵衛殿、お前は南条と一緒に宇津木君を助けるがいい、あとは我々が引受ける」
「それではひとつそういうことにお願い申します」
弥兵衛と呼ばれた男の駈け出すのを認めた非人が、
「やい、貴様は贋金使いの野郎だな、逃すこっちゃあねえ」
前後から組みついて来たのを、
「邪魔しやがるな」
贋金使いは二人を投げ飛ばしました。
「南条様、兵馬様を私にお渡しなさいまし、私の方が身軽でございますから、さあお出しなさいまし」
贋金使いは絡みつく奴を蹴飛ばして、奪い取るように兵馬の身体を南条という武士の手から受取って、一本背負いに背中へ引っかけて、それと同時に片手を懐ろへ入れるやヒューと塀に向って投げたのは一筋の細引であります。