후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
そうして日を経て行くうちに、お君がいよいよ殿様のお気に叶ってゆくことを、家来の人たちは妬みも烟たがりもせずに、恐悦してゆくのでありました。
そのお君が、この若くて美しくて聡明の聞えある殿様の前へ出ることを戦くようになったのは、ついこの二三日来のことでありました――それと同時に能登守の美しい面に重い雲がかかって、憂愁の色が湛えられるようになったのも、ふたつながら目に立つ変化でありました。
人に面を合せない時は、お君は部屋に入って泣いているのであります。能登守は茫然として、何事も手につかずに考え込んでいることが多いのであります。
今もこうして能登守は、同じような憂愁の思いに沈んで寝ることを忘れていました。この時、廊下を急ぎ足で忍びやかに走る人の気配がありました。
能登守が低れた首を上げて、その人の足音を気にすると、
「殿様」
障子を押しあけてこの一間へ入って来たのは、今まで泣いていたお君でありました。お君の振舞はいつもとは違って、物狂わしいほどに動いてみえました。それでも入って来たところの障子は締め切って、そして能登守の膝元へ崩折れるように跪ずいて、