후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
その時分、もう夜は更けきっていたのであります。勝沼へ来て柏尾坂の上で和尚が、はじめて駕籠を肩から卸して土の上に置き、その駕籠の上に頬杖をつきながら、
「宇津木さん、これから先は、この中の人をお前さんに引渡しますよ、どうかして江戸へつれて行って上げるのがいちばんよかろうと思いますよ。この中の人には向岳寺の方から手形が出ているし、お前さんは、わしの寺からということにしてあるから、道中も無事に江戸へ行けるだろうが、出家姿で女を連れて歩くというのも異なものだから、あたりまえの武士の風をして行くがよかろう。この町で富永屋庄右衛門というのをわしは知っているから、それを起して今晩は泊めてもらい、そこで両人とも支度をととのえて、明朝にも江戸へ出かけることにしてもらいたいね。その行先は両人で相談してみるがよい。そうして兵馬さんの方は御用は済んだら、またこっちへ帰って来て、敵討というやつをおやんなすったらよかろう」
こう言いましたから、兵馬は、やっぱり呆気に取られていると、
「さあ、そういうことにして、これから富永屋を叩き起そう、宿屋が商売だから、いつなんどきでも叩き起して、いやな面をするはずはない、ことに恵林寺の慢心が来たといえば、庄右衛門は喜んで出迎える」