후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
「お関所の抜け路をお通りなさることや……また殿方が女の風をなさったり、女のお方が殿方にこしらえたりして、お関所をお通りになることが現われますると、それは大罪になることでござりまする」
お角にこう言われて、少年の面の色が火のように紅くなりました。
その痛々しい若い侍の室を出たお角は、しきりに小首を傾げていました。そうして何か思案することありげに廊下を渡って、一番の室へ見舞に行こうとしました。そこには同じく、雨で逗留している宇津木兵馬とお君の二人がいるのであります。
お角がそこへ行こうと思って廊下を渡ると、表の方で大声が聞えました。それも図抜けて大きな声で、
「さあさあ、大変大変、峠へ狼が出て二人半食い殺されてしまった、いやもう道中は大騒ぎ、大騒ぎ」
と言うのであります。あまりに無遠慮に大きな声でありましたから、お角の耳にも入ったし、その他の人にもみんな聞えたでありましょう。一番の室へ行こうとしたお角はこの声で直ぐに引返して、兵馬やお君を見舞わずに帳場へ帰って来ました。
その今の大きな声の持主は、この街道を往来する馬方であります。それが地声の大きいのを一層大きくして、この店へ怒鳴り込んだのであります。