후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
「神尾殿、神尾殿」
やや暫らくして神尾主膳は、何者にか呼び醒まされました。
「あ……」
主膳は気がついた時に、自分の面の上へ小田原提灯を差しつけている者があることと、また自分の身体を後ろから抱き上げている者があることを知りました。
「神尾殿、気を確かにお持ちなさい、拙者は小林でござる、小林文吾でござる」
後ろから抱き上げているのがこう言いました。それはすなわち剣道の師範役小林文吾であります。小林はやはり仲間のような扮装をして、看板の上には半合羽を着て、脇差を一本だけ差しておりました。
「別に怪我をしているわけじゃねえんだ、ただ釣瓶の縄が切れたから、それで尻餅を搗いて気を失っただけなんだ」
小田原提灯を差しつけてこう言ったのは、それは宇治山田の米友でありました。
やっと気がついた神尾主膳、もとより別段に斬られたというわけでもなし、突かれたというわけでもないから、すぐに正気に返って、
「これはこれは、小林文吾殿か」
この時には、主膳も酒乱の狂いから醒めていました。そうしてみると、なんとなくきまりの悪いような心持にもなり、また今ごろ小林師範が、どうしてこんな扮装をしてここへ来合せたかということも、疑問にならないではありませんでしたけれど、