일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

小豆坂

棒だの、息杖だの、竹槍だの、小石だの、わあっと、旋風になって、草埃りを巻きあげた。藤左衛門と三平は、身をもってその中へ突っ込んで行ったが、十歩押せば、十歩押し返して来る。触れる者は、投げつけたり、蹴ったり、突いたり、六臂になって働いてはみるが、それとても、眼に余るほどな人数であるし、騒ぎを知って加わる弥次馬が殖えるとても減りはしない。

脅しに白刃を見せたら、或は脆く逃げ散るかも知れないと思ったが、土民とはいえ、領主の身を思っての赤誠であってみると、案外、そうでないかも分らない。万一、それでも頑強に抵抗して来たら、勢いの赴くところは、自分でも推し量り難い。

小豆坂

(一滴の血でも、ここで流してはならない)

と、藤左衛門は、臍に誓った。血を見たら、衆は衆を呼ぶだろうし、駅路の規定にも触れ、吉良方に加担の役人でも出たら猶更の事だ。遅れた上にも、日数に暇どってしまうだろう。

と云って、この真っ正直で、頑迷で、領主思いな土民を、何うしたら血を見ないで追うことができよう。長途の早駕に、体は綿のごとく疲れているし、わるくすれば、此方が危ない。

百難の渦と泳ぎ闘っている気持だった。