후리가나로 읽는 일본 고전
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
野村 胡堂의 胡堂百話(こどうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,386자 · 248화면
蓄音機友達
コレクションがすきだといっても道具屋まかせに骨董品を買い集めて、一生涯、ろくに使いもしないで土蔵へ仕舞いこむような金持趣味を私は好まない。元来が、音楽をたのしみたいために集めたレコードである。近頃の私は、そろそろ一千枚に近くなったLP盤を、手放しで静かに聞いている。
蓄音機友達
同じ音楽評論家で、私の本名と一字違いのため、しばしば間違われる野村光一氏から長距離電話がかかって来たことがある。三十年も昔のことだ。
「私のところへね。レコード・ファンの人が訪ねてきたのだ。本をよんで、その著者に逢いたいとおっしゃるのだが、話の様子が、私でなくて、あんたらしいんだ。そちらへ回すから、逢ってやってくれませんか」
光一氏は鎌倉に、私は豊島区の雑司ヶ谷に住んでいた。その後、私も鎌倉へ越して、二人の野村は、ますます、こんがらかることになるのだが、この時は、まだ東京にいた。
やがて私のところへ来たのは、私よりも、十五、六も年上だろう。すごく、真面目な風采である。
「私は、中学で漢文の教師をしています。本職は漢文ですけれど、音楽の話をするのがすきで、教室に蓄音機を持ちこみます。