후리가나로 읽는 일본 고전
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
柳田 国男의 こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,761자 · 278화면
一二、江戸の三角
関東東部の田舎をあるく人は、すこし気をつけていれば、この例がよく見られる。
石川県の東部を汽車で通ると、笹の葉をたくさん葺きこんだくず屋が大分ある。これなどもただ材料の不足をおぎなうためだけでなく、こうすればいくぶんか屋根のもちが良いのであろう。奈良県の東半分から京都府の一部へかけての、屋根の葺きかたには特色がある。これは稲藁を材料に使ったほとんとただ一つの例で、遠くからながめた白っぽい色もかわっているし、家の形もめずらしく、三角がかなり急であるが、これなどは萱の欠乏をおぎなう目的で、はじまったものではなさそうで、下にじゅうぶんな萱を葺いた上に、うすく稲藁が覆うてあるのだから、美観を主としたもののように思われる。屋根の形も四方葺きでなく、切妻と称して前後は壁になったものが多い。こういう形の家がかず多くあつまって、建っていた時代の風景は美しかったにちがいないが、今日はもはやさまざまのものが入りまじって、何かただわたしたちの理解を困難にしているようにしか見えない。
一二、江戸の三角
都会も最初のうちは、屋根の形や葺きかたがおそろいであったらしいことは、火事にあわないいくつかの小さな町の、家並みを見ても大よそは想像し得られる。