후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
六
そして、静かに吟じ出した。抑揚はゆるく声は澄んで、朗々、聴く者をして飽かしめないものがある。
明后ニ従ッテ嬉遊し層台ニ登ッテ情ヲタノシム
中天ニ華観ヲ立テ飛閣ヲ西城ニ連ヌ
水ノ長流ニ臨ンデ園果ノ滋栄ヲ望ミ
双台ヲ左右ニ列シテ玉龍ト金鳳トアリ
二喬ヲ東南ニ挟ンデ長空ノ※ノ如ク
皇都ノ宏麗ニ俯シ
雲霞ノ浮動ヲ瞰ル
群材ノ来リアツマルヲ欣ンデ
飛熊ノ吉夢ニカナイ
春風ノ和穆ヲ仰ギテ百鳥ノ悲鳴ヲ聴ク……。
――ふいに、卓の下で、がちゃんと、何か砕ける音がした。周瑜が手の酒盞を落したのである。そればかりか彼の髪の毛はそそり立ち、面は石のごとく硬ばっていた。
六
「あ。お酒盞が砕けました」
孔明が、吟をやめて、注意すると、周瑜は憤然、酔面に怒気を燃やして、
「一箇の杯もまた天地の前兆と見ることができる。これはやがて魏の曹軍が地に捨て去る残骸のすがただ。先生、べつな酒盞をとって、それがしに酌し給え」
「何か提督には、お気にさわったことでもあるのですか」
「操父子の作った銅雀台の賦なるものは、先生の吟によって今夜初めて耳にしたが、辞句の驕慢はともかく、詩中にほのめかしてある喬家の二女に対する彼の野望は見のがし難い辱めだ。