후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 241,861자 · 480화면
「源三、おれを肩車に乗せてくれ」
懐中の手拭をとりだした左膳、
「とどくかとどかぬか知れぬが、なんとかして、あの天井の穴をふさがねばならぬ」
水さえはいらねば、そのあいだに脱出の方法も立つかも知れぬし、救いの手がのびてこようもはかられぬ。
源三郎は二つ返事で、左膳を肩に乗せた。
穴蔵の黒暗々裡に、ふしぎな水止め工作がはじまった。
若殿源三郎の肩に身をのせた左膳、片手を伸ばして、穴へ手拭をつめようとあせるのだが、天井に手が達しない。
もう一、二寸――。
「だめだ。貴公よりおれのほうが、背が高い。貴公、おれの肩車に乗ってくれ」
「ヤヤッ! そういう間も、もう水がたまりだしたぞ。土ふまずへ、ヒタヒタと水がきた」事実、部屋全体にうすく水が行きわたったらしく、線のほそい滝の水が、条々と……。
五
こんどは入れかわって。
左膳がしゃがみこみ、
「ごめん……」
と源三郎は、その左膳の首へまたぐらを入れた。
痩せた左膳のからだが、高々と源三郎をささえ上げる。両手を伸ばして伊賀の暴れん坊、
「やっぱりとどかぬ」
あせる指先を愚弄するように、天井は、まだ一、二寸高い。
「とびはねてくれぬか、左膳殿」