후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
第二部 養花天
上方三界
一
またたいそう雪が大降りになってきた。
第二部 養花天
上方三界
一
伯水老人、正月いっぱい大阪で稼いで、今松を残し、帰ってしまった。
今松は初めて自分独りぼっちになって、右も他人、左も他人の大阪の落語家の仲間へまじって働きだした。
今日までは伯水老人という、年こそちがえ商売こそちがえ、身近に杖柱ともゆかないまでも転んですりむいたらすぐに絆創膏くらい貼ってくれる人があったからいい。
が――今夜はちがう。
天にも地にも、ほんとうに自分一人っきりである。
この大阪にも多年、圓朝の真の呼吸を写したといわれる三遊亭圓馬という生粋の江戸っ子が籍を置いているが、ここ一年ほどは旅ばかり廻っているとかでほとんど大阪へは寄りつかなかった。
いや、もし大阪にいたとしても、今松は柳派の人間だった。敵と目される三遊派の人たちの袂へすがるなどということは、あえてしなかったろう。
同じ柳派からは小燕路、柳昇などという人が来ていたけれど、これも旅廻りばかりでほとんど目下の大阪の人ではなった。
「関東のお方はお尻が据らんさかい」
で、そう言って大阪の落語家たちは嗤っていたがひと月ふた月と居着いてみると、お尻の据らんということが決して無理とも思えなくなってきた。