일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よせ

圓太郎馬車 正岡容寄席小説集

正岡 容

正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면

아오조라 문고

歯磨酒

一

歯磨酒

一

が――。

ひどい旅だった、イザ行ってみると。

上方の寒暖計はいっぺんに昇華してきて、その暑さがまたへんにねちねちと仮借ない。日の光さえ、こっちのは見つめていると目がクラクラしそうである。

それが都会はいうもさらなり、海岸へ行っても、山の中へ行っても、関西から山陰へかけて一列いったい同じように暑いのだから敵わない。

フーフー犬が舌を吐くように暑がり屋の今松は、音をあげていた。

青くゆるやかに由良川が緩って流れている綾部の町も、桑畑に取り囲まれている福知山の町も無闇にもう暑かった。

昔は鬼が住んでいたという大江山は、綾部近く福知山近く始終ヌッと大きな入道雲に似た無気味な顔容を見せていたが、この山の中腹辺りから、真っ黒な雲がムクムク湧き出しては、日になんべんか大夕立を降らせた。その大夕立のあとがまたさっぱり涼しくならず、いたずらに烈しい雷鳴がしつこくしつこく鳴りつづけた。

雷の大嫌いな今松は、これにもいい加減、おぞ気を振った。

鳥取の町では、相馬の古御所のような立ち腐れ同様の栄華座という芝居小屋へ出ることになった。いやに天井の低いじめじめした楽屋の半分くらいまで、真っ青な葉をいっぱいつけた桃の木と無花果の木が窓の外から進入して繁った枝を差し伸べていた。