후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
三
でなきゃ、言葉に情ってものがねえや」
「…………」
黙ってひとつうなずいた。
「サ、もういっぺん、八さんの出からやり直しだぞ」
ピリピリ眉を動かしながら助六はまた、銀煙管を取り上げた。
三
やり直しては、また、やり直した。
つかえてはいけないもういっぺんと始めからやり直され、その人間のその場合の性根とちがうぞと言ってはまた、なんべんもやり直しをさせられた。
しみじみと辛く、しみじみとありがたかった。
従って序の口にずいぶん長いことかかってしまって、やっと「寿限無寿限無」の長い長い子供の名前を立板へ水を流すように、畳み込んでしゃべるところへと入ってきた。いよいよ庭先が薄暗くなりいよいよ椎の立木が烈しく枝々を鳴らしはじめている。
「じゃ名前のところをやってみろ、一生懸命」
師匠は言った。
「へ」
頭を下げて、
「……寿限無寿限無五劫のすり切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末の風来末、食う寝る所の住む所、やぶら小路藪柑子……」
とたんに、助六は立ち上がった。庭に面したほうの細い廊下へ出た。突き当りの厠の戸を開けて、中へ入っていった。そうして、なかなか出てこなかった。
情なや、便所へ行ってしまったのだった。