후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
第三部 かくれんぼ
旅柳桜
一
情なさそうに声立ててまた海老団治は泣いた。
キーンと鼻の先が痛くなってきてまた今松も、もらい泣きに泣き出していた。
灯の欲しい薄暗い昼の汁屋の店の中で、いつまでもいつまでも男二人は泣き続けていた。
第三部 かくれんぼ
旅柳桜
一
「あッ」
スーッと高座へ上がってきた芸人の顔をなに気なく見て、客席の助六は目を丸くした。
今松だった。
明けたからもうざっと二年半になる。
プイと飛び出したまんま消息不明になっていたあの今松だった。
福吉亭という尾張名古屋、広小路の寄席。
「今松だよ、オイ」
伴ってきた弟子たちを顧みて助六は、言った。
どうして今時分こんなところの寄席になんか出ているのだろう、とうに一本槍に東京へ帰っていったはずの今松が。
伊勢参宮にきた助六はその帰りみち、旅の一夜のつれづれにフラリと入ってみたここの寄席だった。
「いけねえいけねえ、今松ン畜生だ」
「驚いたなあ、こいつア」
急いで皆は襟巻で顔を隠した。
どんな芸だちになってるだろう今松の奴め。
永い永い旅で、すっかり荒んだ芸になってやしねえかしら。
さすがに助六は親心。
ハラハラしながら帽子で赤ら顔を深く隠して、ソット高座へ耳傾けていた。