일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よせ

圓太郎馬車 正岡容寄席小説集

正岡 容

正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면

아오조라 문고

秋風ぞ吹く

一

ああ今ぞ思い起こす。道頓堀あたりでよく海老団治とへべれけた馴染の酒屋の小父さんはいいお酒の講釈をして聞かせて、高貴のお方の召し上がるお酒には金粉酒というものがある、お酒の中に黄金の粉がいっぱい浮いていて、それはそれは綺麗なものだと言ったけれど――。

と見れば……。

この缶のお猪口の中にも今、そこかしこと歯磨の小島が浮きつ沈みつただよっている。

「ヘッ、俺たちもとんだいい身分に成り上がって金粉酒がいただけたものと考えよう。まったくものは考えようだて」

観念の眼を閉じて、薄荷のような匂いの鼻を衝くそのお酒をいっぺんに飲み干してしまうと今松、

「ヘイ御馳走さま」

雫を切って海老団治のほうへと返した。

やったり、とったり、鼻を衝く鼻を衝く歯磨酒。

迅りいく窓の外では、虫の声々、雨とながれる。

秋風ぞ吹く

一

一文無しで大阪へ帰ってきてすぐその晩からどこかの寄席へもぐり込めるものと高をくくっていた二人にとって大当て外れの事件が起こっていたのだった。

紅梅派。

岡村という大きな興行師の手に、全関西の落語界は他愛なく一括されてしまっていたのだった。御難で新聞もろくに読めなかった二人はそれを少しも知らなかったのだった。