후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
四
「師匠師匠、師匠の明日の読み物は」
いきなり鉄火な声が、脱衣所のほうから聞えてきた。
「それが、その、なんともはや、御通家の前で大それた恐縮千万のものなんですが」
しばらくモジモジ口ごもっていたが、やがて思い切ったように。
「困ったなあ、一先生なんか聴いてらしっちゃ。笑っちゃいけませんよ、じつはこれ一つきりしか私知らねえんで、小夜衣なんですが」
「なに、小夜衣、ウム心得た。しっかりやんなよ」
鉄火な声がまた、答えた。
波の絶え間に、八丈通いの蒸汽だろうか、しきりに汽笛が聞えてきている。
四
翌晩。
かれこれ、五、六十人はいたろうか。
湯治客もあり、近所の衆もあり、大広間の半分ほどへ、ズラリとその人たちがにわかにしつらえたチャブ台の高座の周りを居流れて取り巻いていた。
一張羅の黒木綿の高座着を着て、張扇もない扇子一本、少しオドオドしながら今松は、チャブ台の上へと上がっていった。
パチパチパチと拍手が起こった。
例の三人づれの旦那衆は、宿屋の丹前を着て、いちばんチャブ台の近くに陣取って、真っ先に手を叩いていた。悪い所に座っていやがら。
余計、今松はオドオドした。