후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
ほんとにそうした気持ちだった。
「サ、御褒美だよ」
二十銭貨が五枚、手をついている自分の前へバラバラ圓朝の声と一緒に落ちてきた。
「冗、冗談しちゃいけません師匠、失敗ったのに褒美てえのはないでしょう。そんななにもダレさせるようなことをなさらねえでも」
「ダレさせやしないよ。御褒美は嘘だけれど、実はその一円でお頼みがあるのさ。お前さん、元は大工だろう。ひとつ大工さんの昔に返って一斗桝をこしらえてもらいたいンだ」
「一斗桝。ヘーエ、一斗桝てえとあの師匠、一升桝の十倍ですねェ」
「そうだよ」
「一升桝の十倍か」
クリクリした目をつむってしばらく圓太郎は胸算用をしていたが、
「ヘイ、よろしうござンす。あしたの朝までに間違いなくお届け申します」
「頼みましたよ。ほかにも入用のお金があればいくらでもあげますからネ。遠慮なくそう言っておくれよ」
「承知しました。じゃア師匠、明日の朝」
思いがけなく春の小遣いにありつけたうれしさ。圓太郎は有頂天になっていた。
「ア、圓太郎。もうひとつ頼みがあるんだ。頼まれついでにもうひとつ。台所へ棚を吊ってッておくれでないか」
「おやすい御用で。すぐ吊りましょう」