후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
お手討
部屋の中が暗くなってきた。
いけねえいけねえ、こいつァいけねえ。圓太郎はジリジリしてきて――。誰か誰か来て。お隣の小母さアん。早く梯子を持ってきて――。とうとうムキになって彼は、怒鳴りだした。
お手討
翌朝。大八車で運ばれてきた据え風呂桶の化け物みたいなこの一斗桝を見て、圓朝は肝をつぶした。
「ナ、なんだイこりゃアお前」
「一斗桝ですよ」
圓太郎は得意そうだった。
「一斗桝? そんな馬鹿な。お前こんなバカバカしい一斗桝がありますか」
「だって師匠そう言ったでしょ昨日。一斗桝てのは一升桝の十倍だって」
「アア」
「だからあれから懇意なとこで一升桝をたくさん借りてきて、十ずつ縦横四隅へ並べてみてその寸法でこしらえたンですよ。だから間違いッこはありゃしません」
「あきれるねェ、お前にも」
圓朝は言った。
「違うンだよ。そりゃ一斗桝は一升桝の十倍に違いはないけれど、十倍てのは内側の正味のものを測るところの十倍だよ。それをお前は外側を十倍にしちまったからこんな馬鹿馬鹿しいものができてしまったんだよ」
「ア、そうか。中身の十倍か。そうと知ったらこんなに板を買うンじゃなかった。じゃア、まア師匠、手金を二十銭置いちまったからこれだけお返し申しましょう」