후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「すみません。ハイすみませんでした、わかりました」
とても敵ではないと見てとって、理屈もなんにも言わず今松は頭を下げた。
なんべんもなんべんも頭を下げた。
「よし。わかったら許してやる。これから粗忽で足を踏んだらすぐ詫びを言えよ」
…………あんなこと、言ってやがら。
すぐにもなににも、現に小声だけれどすぐ詫びているんだ私は。それも待たずに、ポカポカポカと手前やりやがったんじゃねえか。
「オオ痛え」
やっとのことで組み合わせた懐手をほぐして、恐らく真っ赤に腫れ上がっているだろう、ひどくカッカと火照ってきた両頬を、腹立たしさと照れくささとにむせ返りながら、ワザとなんの苦もなさそうに撫で廻していた。
にしても――それにしても腹が立つ。
たいてい癪に障る奴たらない。
汝、どうするか――。日本橋近くなったとき、ソーッと今松は相手を盗み見た。
快く勝利感に支配されているのだろう、いやことによると今松の存在なんか雑魚一匹ほどにももう考えていないのかもしれない、この豪壮な仁王様は目を半眼に閉じ、今度はこの男のほうがマントの下で右手を左の肩へ、左手を右の肩へ、X字形に組み合わせて、悠然と立ちながら眠っていた。