후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
かねがね横浜はたいそうな景気だと聞いていたけれども、ほんとうにその通り。
戦勝国の日本をさして、千波万波を蹴立てて乗り込んでくる毛唐人の蒸気船は、芝居の紙の雪をふらすように、紙幣や金貨を落としていくので、にわか仕立ての弗旦もずいぶんそこここにできていて、南京町や十二天あたり、絃歌のさんざめきが絶えなかった。
が――あくまでそれは、大きなお金の自由に扱える人たちの間だけのこと。
来てみればそれほどでなし花の山というところだろう、景気はまったくの跛景気で、今松のような素寒貧にまで分かち与えられるおこぼれはとうていなかった。
ここの落語界でも景気のいいということはせいぜい桃太郎や千橘あたりの真打たちだけで、前へ使われている人たちは、昨日まで十銭取れていたものが二銭余計になって十二銭取れだしたというくらいに過ぎなかった。
そうして、それ以上の何ものでもなかった。
しかも、明日からはその十二銭すら、てんで取れなくなってしまったのだった。
どうしようほんとうに。
今夜ばかりは一杯引っかける気にもなれず、今松は寝ても寝られなかった。
ダーン。
そのときどこかで短銃が鳴った。