후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
二
ダ、ダーン。
また続けさまに二つ響いた。
思わずギョッと今松は音のしたほうを眺めたが、黒ずんで掃部山の見えるあたり、暗い暗い星空がひろがっているばかりでなにも見えなかった。
南京宿の勝負事へ手入れでもあったのかもしれねえ。
そう考えたとき、
「ア、そうだ、行ってみよう」
なにを思い出したのか、急に今松はニコニコとした。
いっぺんに顔中へ、元気なものが輝きだしてきた。
二
翌朝。
今松は、雲井町の雲井座というチャチな芝居小屋へ出かけていった。蜘蛛の巣のように貼りめぐらされている小屋の前の幾条かの万国旗にまじってひとつ、
『大鬼術 一天斎 驚倒一行』
の大きな旗が、曇った冬の朝風の中に凍えていた。
昨夜の短銃の音から思いつき、今松は、この驚倒先生へ面会を求めて、手品の間で落語を演らせてくれ、でなければ助手でもいいからと頼み込みにやってきたのだった。
「君かい、面会人というのは」
悠然と、仁丹の広告看板にある紳士のような滑稽な美髯を蓄えた支配人と称する三十六、七のフロック姿の男が現れてきて、上から下まで今松のチグハグなこしらえをジロジロ眺め廻していたが、やがてこう言った。