후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「オ、君が、この座へ。それはそれは。ようこそ。僕、その攘夷五郎太郎だ」
急に手の裏返すように目の光がやわらかくなり、口のあたりへ、微笑さえ浮かべだした。
ヘーエ。この人が座長。
昨日の手品師といい、いままたこの人といい、横浜ってところはすぐ座長の現れてくるところだな。
でも、昨日の座長よりか、正直に自分を名乗るだけこの人のほうが交いよかろう。
「あのなんとか使っていただけますでしょうか」
重ねて訊くと、
「いや、使いますとも。使いますだが今はいかんな。今はその楽屋が取り込んでいる。エーと……それでは……と」
言いながら時計でも探すのだろう……しきりに汚れた白縮緬の帯の間をさぐっていたが、急に失望したような顔をして、その手を動かさなくなると、
「エーと、ではこうしよう。三時だ、午後三時。御足労だが君もういっぺんこの楽屋へ、僕を訪ねてきて」
「エ。じゃ使っていただけます。ア、そりゃどうも。ありがとう。ありがとうございます」
仕事の定まったよろこばしさ。うやうやしくお辞儀をすると元気好く芝居小屋をあとに駆け出してしまった。
そのとき後からしゃがれた声が、
「オイ、君、オイ君、君、君」