후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
そうしてみると、このよい天気に松明をつけて来たということが必ずしも間抜けではなく、それを間抜けと見た自分の無智であるということを悟らないわけにはゆきませんでした。そう悟ってみると、この男がいま背中へ背負って来た大きな石の地蔵尊に、大した重味があることに気がついて、どこから背負って来たか知らないが、ともかく、この石の地蔵尊を背中につけて、この難渋な峠を登りつめたものとすれば、この大男の力量の測り知るべからざることに、今となって舌を捲かないわけにはゆかないのであります。
「こりゃなにかえ、お前が、この地蔵様をなにかえ、下から背負い上げたのかえ」
「エエ、左様でございますよ」
「一人で背負い上げたのかえ」
「エヘヘ」
「うーん」
米友は唸って、その地蔵様と大男とを見比べました。米友は四尺足らずの精悍な小男であるのに、その男は牛のような大男で、それで年は自分と同じぐらいに見れば見られないこともないので、まだ前髪があるといえばあるのであります。
米友も、自分の力においては自負しているところがあるつもりだけれど、この地蔵様を背負って、この六里の嶮道を越えるということは、残念ながら覚束ないことであります。