후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
机竜之助は、また炬燵櫓の中へ両の手を差込んで、首をグッタリと蒲団の上へ投げ出して、何事もなく転寝の形でありました。お銀様はその前に伏して面を埋めて、忍び音に泣いているのでありました。外の雪は、まだまだ歇むべき模様もなく、時々吹雪が裏の板戸を撫でて通り過ぎると、ポタポタと雪の塊が植込の梢を辷って庭へ落ちる音が聞えます。
「幸内というのは、ありゃ、お前様の兄弟か」
「いいえ、雇人でござりまする」
竜之助は転寝をしながら静かに尋ねると、お銀様は忍び音に泣き伏しながら辛うじて答えました。
「雇人……」
竜之助はこう言って、しばらく言葉を休んでいました。
「幸内がかわいそうでございます、幸内がかわいそうでございます」
お銀様は、また泣きました。
「いったい、神尾はあれをどうしようというのだ」
「神尾様は幸内を殺してしまいました、あの人が企んで幸内を殺した上に、わたくしを欺して、わたくしの家を乗取ろうという悪い企みだそうでございます」
「神尾のやりそうなことだ」
と言って竜之助は、敢てその悪い企みを聞いて驚くのでもありませんでした。また神尾のその悪い計画に同意しているものとも思われませんでした。