일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면

아오조라 문고

けれどもまた一方において、対岸の桟敷の婦人連を遠目に見て、大入場の連中とほとんど選ぶところのないような品評を試むる者が多くありました。また桟敷以外にいる町民や農家の子女たちを物色して、かえって野の花に目のさめる者がいるなんぞと、興がるものもありました。上役の手前もあり、身分の嗜みもあったからこの席では、そんなに不謹慎なところまでは行きませんでしたけれども、追々に陽気になって行くのに、ひとり主人役の神尾主膳のみが、苦り切って、酒を飲むこと薬を飲むようにしているのは、いつもに似気なき様子であります。こうして当日の八幡社前へは、甲州一円のあらゆる階級の人が集まることになりました。

あとからあとからと蟻の這うように、馬場をめざして人の行列が続きます。この分ではとても落々と流鏑馬の見物は出来まいからと諦めて、竜王の花火の方へ河岸を換えたのもあったから、竜王河原もまた夥しい人出でありました。

これらのあらゆる種類の見物のうちに、まだ一つ閑却することのできない種類の見物があります――それは例の折助の一連でありました。

手の空いた折助連中はその倶楽部である八日市の酒場に陣取って、これから隊を成して馬場へ押し出そうというところであります。