일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면

아오조라 문고

けれども、その証拠が歴然たる上に、御金蔵破りのことが重いので、ともかくも本当の犯人が挙った上でなければ、冤罪が晴れまいということを聞かされて、お松の失望落胆は言うべくもありません。

せめて牢屋の模様でも知っておきたいと、お松はその道筋を幾度か指で引いてみました。けれどもそれは徒事で、お松の力でどうしようというのではありません。自分の力でどうしようというわけにはゆかないものであると知りながら、お松は人の力の恃みにならないことをもどかしがって思案に暮れました。

ここは神尾の本邸とは別に一棟をなしているところの別宅であります。その一間に、お絹は取澄まして一人の男のお客を前に置いて話をしていました。

お絹の前に坐っている男の客というのは役割の市五郎です。

「御別家様、まず以て滞りなく運びましてお慶とう存じまする。御結納はこの暮のうちに日を択んでお取交しなさいますように。お婚礼は来春になりまして花々しく」

市五郎が言葉を恭しくこう言いますと、お絹も喜ばしそうに、

「お前さんの橋渡しで都合がよく運びました、これでわたしもワザワザ甲府へ来た甲斐があると申すもの、主膳殿もこれから身持ちが改まって出世をすることでしょう、三方四方慶たいこと」