후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
これが次の室から聞えた小さな声でありました。
「起きてる、起きて一生懸命に内職じゃ」
こっちの奇異なる武士は、そう答えてニヤリと笑いました。
「そうか、病人はどうじゃ」
「熱は高いけれど、生命にかかわることはあるまい」
「大事にするがよい」
「せっかく養生中じゃ」
「それからな、今日は重大な音信を聞いたから、知らせる」
「左様か」
「今日は、おれの方に一人の新参があった、それは、贋金遣いとやらの罪で、この牢へ送られた男だが、その男から聞いた話だ」
「なるほど」
「長州では、いよいよ三人の家老を斬って、幕府にお詫びをすることになったげな」
「ナニナニ、長州で三人の家老を斬って幕府へお詫びをすると? そりゃ夢のような話だ、真実とは聞かれぬ」
「どうも、拙者においても信じきれぬのだが、その男の言うことを聞いてみればマンザラ嘘とは思われぬ、まあ聞いてくれ、こういうわけじゃ。長州藩では去年の八月、入京を禁ぜられてから、その許しを願うことと、それから例の七卿の復任を許されたいということで、さまざまに建言をするけれど更に御採用がない、この上は兵力を以て京都へ推参して手詰の歎願をするほかはないと、久坂玄瑞、来島又兵衛、入江九一の面々が巨魁で、国老の福原越後を押立てて、およそ四百人の総勢で周防の三田尻から、京都へ向って出帆したというものだ」