후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠4
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면
能登守は甲府へ赴任の最初から、ここへひとつ、江川と同じようなものを建てたいと思っていたのでありました。それは自身で研究して自身で造り出した砲でなければ満足のできないほどに、能登守の砲術の愛好心は嵩じているのであります。
江川太郎左衛門が伊豆の韮山に立てたのは有名なる反射炉であります。江川がその反射炉を立てる時に最も苦心したのは煉瓦でありました。煉瓦を作る土でありました。当時、外国から取り寄せることのできないために、江川はまず煉瓦から焼いてかからねばなりませんでした。その高熱に耐える煉瓦を焼くべき、土から求めてかからなければなりませんでした。
江川はようやくにしてその土を、天城山の麓と韮山附近の山田山というところから探し出して、煉瓦を作りました。その煉瓦は立派なものでありました。今日の進歩した耐火煉瓦に劣らぬほどの煉瓦を、当時、独創的に作り出したものであります。耐火試験によって、千七百度の高熱に耐えるということであります。千七百度の熱度は、白金の溶解度であります。
能登守は江川のその苦心を見もし聞きもしました。土を集めてそれを調べていることは、やはり同一の目的のためと見てよいのであります。