일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠4(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 264,133자 · 524화면

아오조라 문고

「はははは」

附元気らしく高笑いをして、牢屋の方へ曲って行きました。

それをもやり過ごして、なおも廓の縁を歩んで行った竜之助が、いつしか足を留めたところは、とあるお寺の門の前でありました。

竜之助は小首を傾げて杖で大地を突いてみました。大地は別に異様な音を立てるではありませんでした。ただこの時分になって、町も廓も一面に霧のようなもので包まれてしまったことであります。さきには聳えて影を見せた日本丸の櫓も、それがために見えなくなってしまいました。いま立っているお寺の門も、その前の竜之助も同じく、その霧のような靄で包まれてしまいました。

その霧のような靄に包まれた甲府の町の夜は、この時静かなものでありました。その静かなうちに、町の辻々は例によって辻斬警戒の組の者が六尺棒を提げてのっしのっしと過ぎて行くのであります。ただ一つ不思議でならないことは、その静粛にしてしかも物騒なる甲府の町の夜の道筋のいずれかを、子供が泣いて歩いているらしいことであります。

机竜之助が如法闇夜の中に一人で立ち尽していたのは、その子供の泣く声を聞いたからであります。子供の泣く声が、だんだん自分に近く聞えて来たからであります。