일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みちくさ

道草

夏目 漱石

夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면

아오조라 문고

八十八

「何しろ取高が少ないもんですから仕方が御座いません。もう少し稼いでくれると好いのですけれども」

彼女は自分の娘婿を捉まえて愚図だとも無能だともいわない代りに、毎月彼の労力が産み出す収入の高を健三の前に並べて見せた。あたかも物指で反物の寸法さえ計れば、縞柄だの地質だのは、まるで問題にならないといった風に。

生憎健三はそうした尺度で自分を計ってもらいたくない商売をしている男であった。彼は冷淡に彼女の不平を聞き流さなければならなかった。

八十八

好い加減な時分に彼は立って書斎に入った。机の上に載せてある紙入を取って、そっと中を改めると、一枚の五円札があった。彼はそれを手に握ったまま元の座敷へ帰って、御常の前へ置いた。

「失礼ですがこれで俥へでも乗って行って下さい」

「そんな御心配を掛けては済みません。そういうつもりで上ったのでは御座いませんから」

彼女は辞退の言葉と共に紙幣を受け納めて懐へ入れた。

小遣を遣る時の健三がこの前と同じ挨拶を用いたように、それを貰う御常の辞令も最初と全く違わなかった。その上偶然にも五円という金高さえ一致していた。

「この次来た時に、もし五円札がなかったらどうしよう」