후리가나로 읽는 일본 고전
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
柳田 国男의 こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,761자 · 278화면
しかし名称の起こりはやはり茶を飲んだからであった。茶は鎌倉時代の始めごろに、えらい禅宗の僧が支那から持ってかえり、九州では肥前の背振山、それから都近くの栂尾や宇治に栽えたということになっているが、この説の半分はまちがっている。輸入をしなくとも我邦の中央山脈には、東は東京のまわりの山々から、西は九州の南のはしまで、いたるところに自然と生えていて、焼畑を止めるとまっさきに芽を吹くのは茶の木であった。ただ隣邦のようにこの葉を煎じて飲むということを、もとは知らなかっただけである。茶には十徳があると、禅宗の人たちはいうが、農民にとってはその半分はありがたくないことだ、というような話も古い書物に出ている。少なくともこのおかげにあたたかい飲み物ができ、口のよろこびが一つ加わったので、今でも茶人以上に茶を多く飲むのは、じっさいは農村に働く人たちである。この流行の大きな力となっているのは、何といってもこの飲み物が、何かかんか食べる物もそえずに出なかったことであろう。最初は茶塩気といって梅干か漬物、まれには小匙一ぱいの塩ということもあり、そうでなくとも腹を太くするほどの多量の物はともなわずに、ただかんたんに一時の口さびしさをまぎらし得るということが、おそらくは茶の人望の基であった。