후리가나로 읽는 일본 고전
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
柳田 国男의 こども風土記・母の手毬歌(こどもふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,761자 · 278화면
戦時の物資統制がはじまる前までは、東京附近の田舎、ことに千葉県の成田線にそう農村から、日に何百人というほどの小さな行商人が、籠を背に負うて物を売りに出ていた。信州・飛騨などの歩荷とちがう点は、かれらの全部が婦人であることが一つ、汽車に乗ってくるので足ごしらえをしないことが一つ、それから荷物の荷造りがかんたんで、大ていはそっくり入れ物に入れてくることがまた一つであったが、その負い方だけは改良した連雀も同じで、竹籠の左右に幅のひろい裂織の紐をむすびつけ、それへ両手を通して掛けはずしを自由にしたものであった。この竹籠ものちには長方形の、いくつも入れ子のあるよい格好のものになっていたが、五十年前にわたしなど見ていたのは、ただ農家の桑摘みや落葉掻きに、つかっていた目籠もおなじであった。つまりは田のすくない新開地の女房たちが、仕事のひまひまに畠の産物を持って、稲作のいそがしい村々へ売りに行ったので、それにつごうのよいような籠背負いというものが、もうこの方面には始まっていたのである。
しかし以前の農村の負搬法というものは、これとはまったくちがったかるい繩、もしくは荷繩一式の仕事であった。